私も頻繁に見るYouTubeに、
「質が低い」と感じる動画が増えてきているように感じます。

あなたも1度は見たことがあるのではないでしょうか?

タイトルやサムネイルに釣られて(笑)動画を再生してみたら、
音楽とともに、数枚の画像が流れるだけの動画を。

これはハッキリいってスパムに近いと感じます。

内容が内容なんで。

Googleもいつかは対策するのかな?



でも以下のような動画には、質の低さとは違う、
新しいコンテンツの形を感じてしまったのは
我ながら言い過ぎってほどでもないかなと。

【閲覧注意】衝撃の事件世界を震撼させたコルト一家!
「学校に行かない子どもたちがいる」通報で明るみに・オーストラリア

ttps://www.youtube.com/watch?v=u6kAQnTwbHU

頭にhを入れてアドレスバーに打ち込んでください。

※動画を埋め込んだら参照元が知られてしまうので
あくまでもURLだけ載せときます。
(別にいいっちゃいいんですが。)



この動画、結構な再生数ですよね。
アカウントのチャンネル登録数もそこそこ多い。

このような動画は、現在、数多くYouTubeにアップされています。

いまや、ブログやサイトそしてメルマガというフレームに
文章や画像を載せてコンテンツとして配信し
そこから収益を得ようとするのは効率の悪いやり方なのか?

そんなことさえ感じてしまいます。

Googleの検索上位では、競合サイトがひしめき合い、
新参が入り込む隙のないように思えることもしばしば。

だとしたら、これまで文章と画像を使用し
サイトやブログとして作り上げてきたものを
今後は動画として作り上げ、YouTubeにアップした方が、
賢いやり方なのではないか?

そう思えるほどです。


私も含めてですが、あなたはこれまでブログやサイト
そしてメルマガという枠にコンテンツを載せて、収益を上げてきたと思います。

一方で、文章と画像を組み合わせ動画にし、YouTubeにアップ。
その動画からアドセンスで収益化している人の存在を目の当たりにすると、

「そういうやり方ってどうなんだろう・・・」

そのような憤りを、あなたは感じるかもしれません。
私もそうですから。


ですがそんなやり方を見て憤りを
感じている従来型の人をよそに、

新しいやり方で収益を上げている人がいる事実。

これは受け入れないといけないのかもしれません・・・。

私たちが”本来のあり方”と思い込んでいるのは
ときに時代の人々に好まれるものでは
なくなっている可能性もあるからです。



話は大きくなりますが、
音楽業界、映画業界、ゲーム業界

この3つの業界でも、

「これってどうなんだろう・・・」

そんなことを思う従来型の人たちがいる一方、
新しいやり方で大きな収益を上げている人たちもいます。

1つ1つ、上げていきましょう。

音楽業界

「どこかの団体さんがCDをオマケに変えてしまった」
「いい曲だから売れるとかそういう時代じゃなくなった」-椎名林檎

AKB商法とも言われる「握手券」付きでCDを販売するAKBに対して
純粋に”音楽で食ってきた”自覚を持つ立場からの、率直な意見でしょう。

「ランキングに”アイドル枠”を作りアイドルの曲は”邦楽ランキング”とは別にしろ」
そういう声も、従来通りの”あるべき姿”を望んでいる人たちからは上がっています。


他にも、スガシカオさんが言っていた言葉も印象的でした。

「俺みたいにスタジオに籠って徹底的に追い込んで曲を作るタイプの人間には
ダウンロード配信ではなくCDが売れてくれないと困る。
ダウンロード配信で売れるのはうれしいけどほとんど利益が出なくて制作費が補えない。」

一方、パソコンを使い、宅録でバンバン曲を作りまくってる中田ヤスタカさんは、
「きゃりーぱみゅぱみゅ」「Perfume」に曲を提供しヒットを重ねる超売れっ子。

新しいやり方、新しい時代に、
従来型の人たちは、

「これってどうなんだろう・・・」

そんな”ありかたへの問い”が生まれるのは当然のことだと思います。

映画業界

「今はトム・クルーズのような役者の映画が流行る時代じゃない」

こんなことを何かの書評でみた覚えがあります。

危険なスタントもほぼ全て自分でこなしているという
世界的な俳優トム・クルーズ。

しかし今の時代は、そんなスター俳優が出ている本格的な映画が
好まれる時代ではないとのことでした。

現在は海外ドラマの方が人気がある気がします。
(アメリカではわかりませんが)

最近ではお金のかかってそうな海外ドラマも多くありますが、
基本的には、新人もしくはそれほど大御所な俳優が出ているわけでない、
お金のかかってない映画が人気のように感じます。

大金を使って大きく1つの作品を作り上げるのではなく、
シリーズ化して評判が悪くなればキリのいいところで打ち切り。

そういう時代。

ゲーム業界

家庭用ゲームいわゆるコンシューマーゲーム市場は
片手間でできるソーシャルゲームに押され苦戦。

何億もの製作費をかけて作る「ファイナルファンタジー」のような
ゲームが売れなくなってきているのは、
素直に「求められていないから」という側面もあるのかも。

腰を据えてじっくり楽しむ”重いゲーム”ではなく、
時間の合間合間で手軽に楽しめるソーシャルゲームの方が好まれる・・・。

これはゲームだけの話ではなく音楽や映画についても、
より手軽なものの方が、好まれてきていると言えるかもしれないですね。



従来型の人々にとって新しいやり方や新しい文化は

「これってどうなんだろう・・・」
「そういうやり方ってどうなんだろう?」

そう疑問を感じずにはいられないことだと思います。

なぜなら自分たちのやってきたことこそが、
”本来あるべき姿である”と感じているからです。



ブログやサイトという枠に記事を入れコンテンツを作成し
SEOでライバルと争い、もしくは切り口を変えて
オリジナルコンテンツを作ってきた人たちにとっては、

ものの数分で簡単に作れそうな動画が、
YouTubeで何万PVも稼いでいる現状に
「こういうやり方ってどうなんだろう?」
そう思わずにはいられないでしょう。


これはある種の分岐点になると私は考えます。
取るべき手段によって稼ぎ出す金額も間違いなく変わります。

動画を作りYouTubeにアップしてアドセンス収入を得る手法は
現状だと、ブログやサイトに文章を書いて収益化するよりも、
手っ取り早いマネタイズ手法なのは明らかですね。


従来型のままでいるか?

それとも新しいやり方を素直に受け入れるか?


分岐点ですね。



ともあれ、商売の上手い経験豊富な方であればお気づきかもしれませんが、
「そうか!ブログやサイトに記事として載せるんじゃなく動画にしてYouTubeにアップすればいいんだ!」

と、それだけで済む話ではないのです。
1を2にも3にも変えるのが、上手い人のやり方です。


長くなったので、この話はまたどこかでしようと思います。

今の時代には手軽なものが好まれると言いながら、
長々しく重い記事になってしまいました。(笑)