いま多くの人が感じていることに、

「いま情報が多いからどれを信じていいのかわからないよねー。」

があります。

私の知人である40過ぎの女性(ネットに極めてウトい)でも、
飛びまわってる情報の信用性に疑問をもっているほどです。

「どの情報を信じていいのかわからない。」

ユーザーがそんなことを感じているなか、
自身が発信する情報を信用してもらうには?

自身を選んでもらうにはどうしたらいいのでしょうか?


錯綜する情報のなかで最終的にユーザーはどの情報にたどり着き信じるのか?


テレビで
「バナナだけダイエットがダイエットに効果あり!」といえば、
その数か月後に
「○○だけダイエットは効果なし!」と特集される。

つい先日まで
「炭水化物は悪!糖質制限こそがダイエットの近道!」そう言っていたのに
今では・・・
「炭水化物は必要!糖質制限はリバウンドにつながりやすい!」
こんなことを、同じテレビ局が言ってる始末。

これでは誰だって情報の信用性を疑うのはムリもありません。


ネットも同じことで、右往左往する情報に
ユーザーは疲れてきている傾向にあります。

YouTubeやAmazonのレビューを眺めていると、
いったいどの情報が正しいのか?迷っている人ばかりです。


こんな状況のなか、問題を解決したいユーザーがとる行動として、
まずその情報の信用性からうかがいだすのは当然のことかもしれません。

まず「この人が言ってるから間違いない。」と感じるようになるまで、
そのコンテンツを見る、読む、聞く、を繰り返します。

そしてユーザーの中にある「信用できる。」の心理的ラインをこえたとき
はじめてその人の言うことに取り組んでみようという気になります。


たとえばYouTubeでダイエットコンテンツの動画を一通り見て、
信用できそうだと思えるコンテンツや人をみつけたら、
その人の言うこと、そのコンテンツで言われてる通りに取り組んでみる。

そんな感じ。

特定のYouTube動画のコメント欄を見ても、錯綜している情報に迷い、
なにが正解なのかを散々迷ってきたとわかるユーザーが、
動画に質問やコメントを残している様子をいくつも見かけますね。

信用できるのか否か?

これはコンテンツ内容と同時に情報発信者の人柄なども強くからんでいます。
発信の仕方や誠意、熱意なども含め、すべてを包括する意味での人柄という意味です。

また、最終的にたどり着く情報自体には”王道”が多いですね。

ダイエットで言えば、結局は食事制限と運動だという結論になるということです。

通常のコンテンツと情報発信型のコンテンツ


ネット上には、

”誰”の無いコンテンツと
”誰”の有るコンテンツがあります。

これを今回のこの記事では、

従来の通常コンテンツ(”誰”の無いコンテンツ)
情報発信型コンテンツ(”誰”の有るコンテンツ)

としましょう。


従来の通常コンテンツ(”誰”が無いコンテンツ)とは、

”誰(どんな人)”が明確でないコンテンツや、
”誰(どんな人)”が読者に認識されていないコンテンツのこと。

こういったコンテンツは、人、そして検索エンジンからも
価値が低いと判断されるようになっていきます。

人が見向きもしないコンテンツかどうかは、
検索エンジンは裏でしっかり測定しているからです。

情報が錯綜し、過剰になりすぎている昨今、
人はまず、信用できる情報か否かを考えるものです。

あなたの行動を振り返ってみても、
心当たりがあるのではないでしょうか?


コンテンツ作成において今後は「情報発信」という意味合いが
ますます重要になってくるはずです。

つまり情報発信型のコンテンツ(”誰”の有るコンテンツ)です。

”誰(どんな人)”をハッキリさせ
”誰(どんな人)”を読者に認識されているコンテンツ

これはユーザーが意識している、していないに限らず、
”誰”への価値を感じられているコンテンツでなければ
攻めるどころか、生き残ることに必死になりやすいです。

それは効率が悪い。

コンテンツの中にうまいこと自身の価値を盛り込んで情報を発信していく、
そんな情報発信型のコンテンツが望ましいです、


先ほども言ったように、

特定のYouTube動画のコメント欄に見られるような
「なにが正解なのか?」それを散々、迷ってきたとわかるユーザー、
そんな相手に情報発信型の情報がきいているのは明白です。


また、従来の通常コンテンツ(”誰”の無いコンテンツ)は、
「情報のクオリティ」だけで勝負しているという考えに近いです。

それに対して情報発信型コンテンツ(”誰”の有るコンテンツ)は、
「情報のクオリティ」に加えて「情報発信者の価値」でも勝負するものです。

さらに、
情報発信型コンテンツにおいては、純粋なコンテンツに対しての価値よりも、
情報発信者への価値のほうにウエイトが置かれる傾向にあります。

自分の価値 > 情報の価値

これが情報発信型コンテンツです。

情報の価値だけで勝負するよりも自分の価値でも勝負できて
その他大勢のコンテンツと差をつけることができるのがメリットですね。

今後はどんなコンテンツを作るにしても
情報発信型コンテンツ(”誰”の有るコンテンツ)であるべきです。


・・・ただ、

”誰”をハッキリさせておくと誤った情報を配信してしまったときに
取り返しのつかないことになるデメリットもあります。
(主要なメッセージや信念が無い場合にやっちゃいがち)

その結果、王道の情報しか流せなくなりがちですが、
逆にそこが腕の見せ所なんだと思います。

ボクシングはパンチしか使えませんが、
シンプルなだけに奥が深いスポーツであるのと同様に・・・

といった感じですね。

一般の仕事でも同様に・・・


これは一般の仕事でも同じことが言えます。

(一般の仕事で例えたほうがわかりやすいかな?)

仕事のクオリティが高い人が2人いたとします。
何をやらせてもまったく同レベルの仕事がこなせる人が2人です。

しかし出世できるのがどちらか一方の場合、
あなたならどちらを選びますか?

どんな仕事をやらせても、文句なしにレベルが高い。
ではあとは、何を基準に評価が変わってくるのか?

多くの場合、その2人の人間性です。

同様に、情報の質は同じ、でも両者の人間性まで同じになることは稀。
この差が、選ばれるかそうでないかの違いを大きく生みやすくなります。