ユーザーに登録を自動化することもできれば
あなた自身でユーザーの登録とメンテを行うことができます。
init.cgi ファイルの中身を書き換えることによって
IDとパスワードの発行形態を変えていくことができます。
init.cgi ファイルの28行目に以下のような項目があり、
初期設定値が1になっています。
# パスワード発行形態 # 1 : ユーザからの発行&メンテを可能にする # 2 : 発行は管理者のみ。ユーザはメンテのみ # 3 : 発行&メンテは管理者のみ(pwmgr.cgi index.htmlは不要) $cf{pwd_regist} = 1;
1、2、3、それぞれの解説を行っていきます。
1 : ユーザからの発行&メンテを可能にする
ユーザー登録のページのURLを自動返信メールに記載のURLやASPからダウンロードできるPDFなどに記述することによって、
会員サイト(パスワードサイト)に入るための
ID・パスワード発行を自動化することができます。
注意点はID・パスワード発行ページのURLが流失し
見知らぬユーザーが会員サイト(パスワードサイト)に
入らないよう、監視しておくことが大切です。
ID・パスワード発行時にユーザーだけでなく
管理者であるあなたにもメールが届きますから、
ユーザーの名前だけは確認しておいてください。
スマホで確認できるように設定しておくと
いつでもチェックできるようになりますので楽です。
また、tmpl ディレクトリ内の mail.txt は、
ユーザーがIDパスワード申請をした際の
自動返信メールのテキストが含まれています。
mail.txt にはあなたの言葉で文章を書くだけでなく
会員コンテンツ(パスワードサイト)内の
コンテンツURLを掲載しておいてください。
ユーザーに発行を行ってもらうことにより
ID・パスワード発行の自動化からログインまで行えます。
そしてユーザーにID・パスワード申請を行うURLは
https://sub.yoursite.com/pwmgr/
なのですが、
pwmgr ディレクトリの index.html には
検索エンジンにインデックスさせない以下のタグを
metaタグ内に入れておいてください。
<meta name="robots" content="noindex,nofollow,noarchive" />
2 : 発行は管理者のみ。ユーザはメンテのみ
ここは使うことはないかと思います。ユーザーにメンテナンスが許可されている項目は
「パスワード変更」と「登録の解除」だけです。
デフォルトではユーザー登録ページと同じページに
「メンテナンス」のフォームが設置されています。
「1 : ユーザからの発行&メンテを可能にする」を選んだ場合は、
HTMLから「メンテナンス」のフォームを削除してもいいでしょう。
3 : 発行&メンテは管理者のみ
ID・パスワードの発行からメンテまで全てあなたが行います。管理ページから全てをあなた自身が行いますので、
pwmgr.cgi と index.html は削除しても構いません。
IDとパスワードの発行をあなたが行うということで
ユーザーにとっては申請から発行通知のメールまで、
お待たせする形になってしまいます。
独自で教材を販売する場合や情報商材の特典の送付であれば
多少、待ち時間があってもいいかもしれませんが・・・
ASP販売での誘導には向いていません。
決済したらすぐに観覧したいのがASP経由の購入者ですから
あなたに認証されるまで時間がかかってしまうと、
購入者は余計な不満を抱えてしまいます。
ASPを使用し一発ドカンで販売するなら場合によっては
購入者を待たせてもいいかもしれませんが、
長期にわたってASP販売していく教材には向いてません。
私は特典提供でよく使用していました。
1 : ユーザからの発行&メンテを可能にする
2 : 発行は管理者のみ。ユーザはメンテのみ
3 : 発行&メンテは管理者のみ
販売する教材や提供する特典の特性そして重要度に応じて
自動化する部分と手作業で行う部分を考えていきましょう。