今回は最も基本(ベーシック)なパスワードサイトの
構築方法をお伝えします。

名前もそのままBasic認証(ベーシック認証)。
あなたも見かけたことがあると思います。

以下のように「ユーザーID」と「パスワード」を入力し
パスワードサイトに入室するようなサイトです。
ba01


コアサーバーに設定する例でお伝えします。作り方は簡単です。
例えば、
https://pass.com/ というドメインをあなたが所有している場合、
https://aaa.pass.com/ というサブドメインを作成し
このサブドメイン内を、丸ごとパスワードサイトにするとします。

まずメモ帳を起動し
.htaccess と .htpasswd

この2つのファイルを作ります。
ba02

.htaccessの設定

.htaccessには以下を書き込みます。
AuthUserFile /virtual/アカウント/public_html/ドメイン/.htpasswd
AuthGroupFile /dev/null
AuthName MembersOnly
AuthType Basic
require valid-user
<Files ~ "^.(htpasswd|htaccess)$">
deny from all
</Files>
「アカウント」にはパスワードサイトを設置するサーバーのアカウントを。
yamada@m10.coreserver.jp としてサーバーを借りていたとすれば、
yamadaの部分が「アカウント」になります。

「ドメイン」にはパスワードサイトにするドメインフォルダを
https:// を抜いて入れてください。
https://aaa.pass.com/というサブドメインを
パスワードサイトにしたい場合はaaa.pass.comと入れて保存します。

お伝えしたように「アカウント」がyamada
パスワードにするドメインがaaa.pass.comだった場合、
AuthUserFile /virtual/yamada/public_html/aaa.pass.com/.htpasswd
AuthGroupFile /dev/null
AuthName MembersOnly
AuthType Basic
require valid-user
<Files ~ "^.(htpasswd|htaccess)$">
deny from all
</Files>
このようになります。

.htpasswdの設定

続いて、
.htpasswdには設定したいパスワードを書きます。
もっと複雑なパスワードにすべきですが、
とりあえず例として以下のように設定するとします。
ユーザーIDは 12345
パスワードは abcde

こちらのサイトにアクセスしてください。
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好みのユーザーIDとパスワードを入力して「生成」を押します。
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.htpasswd覧に出てきた文章をコピペして
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.htpasswdにそのまま貼り付け保存します。
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続いてFTPソフトで「.htaccess」と「.htpasswd」の2つのファイルを
パスワードサイトのトップにアップしてください。
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「.htaccess」と「.htpasswd」の「txt」部分を削除します。
右クリックで「名前を変更」を選んでください。
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「.txt」だけを消します。
ba09


あとはindex.htmlファイルなど、
パスワードサイトに必要なファイルを一式、
同じ場所にアップするだけです。
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これでベーシック認証を使ったパスワードサイトは完成です。
実際に設置したURLにアクセスして確認してみてください。

今回使用した「.htaccess」と「.htpasswd」のテキストファイル、
そしてindex.htmlファイルも念のためダウンロードできるようにしておきます。
ダウンロード

Zipを解凍し「アカウント」と「ドメイン」をあなた専用に書き換え、
パスワードは先ほどの外部サイトで作成し書き換えて使用してください。