”俺流”

この言葉自体が古いんですが、

サイトやブログでオリジナルコンテンツを作るために、私が意識していることはたった1つです。

多くの方が「オリジナルコンテンツ」を勘違いしているのですが、
オリジナルコンテンツとは、単に他サイトの文章がかぶってないとか
そういったレベルのものではありません。



勘違いをしている人は、

個別に違う記事を作ってくれるような「記事サービス」から
提供された記事をそのままブログに投稿し、
オリジナルコンテンツを提供している気になっています。


私は「オリジナルコンテンツ」っていう
言い方がよくないと思っていますよ。


他のサイトと内容や文章が違えば、
それもある種、オリジナルですからね。

書いてある内容がオリジナルだとか、
私から言わせれば重要なところではないんです・・・。



ではなにが重要なのか?

結論から言うと、

「その記事やサイトが訪問者に何らかの価値を与えるのか?」です。

記事の1つ1つではなくもっと広義でいうと、
1つのブログやサイトそれそのものが、
訪問者に価値あるコンテンツになっているのか?

これを考えなければなりません。



私が意識しているのはたった1つです。

私は何百ものブログやサイトを作ってきましたが、
まず意識するのは「誰に向けて書くのが?」

これを意識します。

ここからが肝心です。


その「誰」がハッキリしたら、

その「誰」という人物像そのものを、
管理人にしたてあげ、
ブログやサイトを作りこみます。

例えばなんらかの「育毛シャンプー」とか
「抜け毛対策用のシャンプー」を扱っている、
アフィリエイトサイトを作るとするとするじゃないですか。

・30歳半ばを過ぎたあたりから抜け毛が目立ってきた。
・頭を洗っていると抜けた髪の毛が手のひらに目立つようになってきた
・風呂場の排水溝に、髪の毛がたまっているのが気になる
・白髪も増えてきた
・若い時とは違い、生活習慣に気をつけなければならない年になってきた

このように「抜け毛あるあるネタ」を集めて、
それを管理人の人物像や経緯というか
「こういう経験があるから市販のシャンプーを試すようになってきた」
ていうテーで、情報発信していくんですよ。

そうすると、同じ経験をしている人の気持ちに
グサグサ刺さる文章が書けていくわけです。

これが価値です。

もちろん他にも価値は様々ありますが、
わかりやすく言うとそんな感じ。



また、多くの人は、テーマに属さない内容以外を
コンテンツに含めようとはしません。


「育毛シャンプー」のサイトだったら、
「育毛シャンプー」に関する情報しか書かない。

それはそれで、アフィリエイト報酬は発生するでしょう。

関係のない記事はSEO上よくないという視点もあります。
それはよくわかるんです。SEOを意識した視点だから。

でもですね、

それだとサイトがつまらなくなるんですよ。


つまらないサイトって、サイトとしての寿命が短いんです。
いずれ検索圏外にサイトは飛んでしまうでしょう。

価値を与えるサイトっていうのは
単に、テーマとする情報だけを与えるだけじゃ駄目。

SEOを意識して人を意識したコンテンツを作らないのは
いずれ検索エンジンにも見放されます。

私の持論ですが、検索エンジンよりもまず
人からの支持を集めなければなりません。

まず人から支持されて、その後に
検索エンジンの評価が付いてくるといった感じです。


検索エンジンを代表するGoogleが
特定のサイトに評価を与える指標の1つとして
サイト滞在時間というのがありますよね?

価値あるコンテンツを上位に表示するのが検索エンジンですから、
見られてるサイトはいずれ上位に表示されるのです。

だからこそ、検索エンジンではなく
まず人を意識したサイトを作らなければならない。
(もちろんSEO上の視点であるキーワードも当然意識しなければならないことですよ。)


人を意識したサイトとは・・・
例えばですよ

35歳くらいの年代と言えば、
むかし流行っていたマンガや歌なんかも
共通する話題がたくさんあるはずです。

当時流行っていたスラムダンクのネタなんかも
時織り交ぜて「あきらめたら試合終了ですよ」

とか、「育毛をあきらめない」姿勢を自虐的に書いて、
訪問者の笑いと共感を誘っていくのも有効。いやかなり有効です。

経験談ですが、そういうくだらない部分が
訪問者の共感を呼び価値を与えるんですよね。


育毛に励んでいる管理人が、
「あきらめの悪い男、三井が大好きな自分としては、
ここで3ポイント決めて形勢逆転すべく、
1万円の育毛シャンプー買ってみました!!」

といいつつアフィリエイトしたりね。
1万円の商品って報酬も高いじゃないですか。

そうやってアフィリエイトしていきます。


他にもいろいろ工夫しますよ。

見ていてせつない気持ちになるような、
少しハゲかかったおっさんのアバター使ったりとかですね。

思わず失笑してしまうものの、
愛着を感じてしまうアバターです。

ときどき
「ハゲタカって映画を見たんですよ。これ社会派な映画でいまの日本を考えさせられました。そもそも派遣労働ってのは・・・」
みたいなのを大真面目に語ってシュールさをアピールしたりね。
こんなサイト、ファンが増えないわけがないじゃないですか。

イヤでも価値を与えてしまうサイトになるんですよ。(笑)

まぁあんまり違う情報を与え過ぎると、
今度はサイト管理人の記事そのものが訪問者の目当てになるので、
ASP系よりもアドセンスの方が、長く稼いで行けたりしますけどね。


まとめると、

多くの人はオリジナルコンテンツを勘違いしています。

それは、書いてある文章が他のサイトと違えば
オリジナルコンテンツだと感じてしまう勘違いです。

そうではなくて「与える価値」が重要なのです。


さらに、テーマと関係のない話題は
ネタによりますが訪問者の心にグサグサ刺さります。

訪問者はそのサイトのファンになっていくのです。

サイト訪問時間が長ければ、それだけグーグルからの
評価も高くなっていくでしょう。

息の長いサイトを作って、
放置状態でも稼ぎ続けてくれるサイトを
いくつも作成していくことをオススメします。